こんにちは!MOVE整体院栃木店の佐藤です。
みなさんは、膝の関節周りに「脂肪体」というものがあるのをご存知ですか?
実はこの脂肪体が膝の痛みや曲がりにくさなどを引き起こす可能性があるんです。
今回は脂肪体と痛みの関係について詳しく解説していきます!
1. 脂肪体って?
文字通り脂肪組織のことを指しますが、これは太っているから存在するのではなく、誰にでもあるものです。
また、膝の関節だけでなく、身体中の関節の至る所に存在します。
脂肪体はとても柔らかく、関節の動きを滑らかにしたり、衝撃を吸収するクッションの役割を果たしてくれます。
それだけ重要な仕事をする脂肪体ですが、この中に多くの神経や血管が通っているため、痛み刺激にはかなり敏感。
脂肪体が硬くなったり炎症が起きたりすると、痛みを感じるようになります。
よく、膝が痛い時に「軟骨がすり減っているからだ」なんて言われたりもしますが、実はこの「脂肪体」が原因の可能性があるんです。
2. 膝の曲げ伸ばしがしにくいのは脂肪体の硬さが原因?
膝を曲げたり伸ばしたりする時にも、脂肪体はかなり重要。
曲げ伸ばしの際に脂肪体がスライムのように上下に滑らかに動いてくれることで、スムーズに曲げ伸ばしをすることができます。
ところが、脂肪体が硬くなってしまうと滑らかに動くことができず、ある一定のところで膝が固まってしまい、膝の完全な曲げ伸ばしが困難になります。
3. 脂肪体のセルフケア
⚫︎お皿の周りをマッサージ
①膝を軽く曲げた状態にし、膝のお皿を指で確認します。
②下の縁に親指を当て、下から上に流すように優しくマッサージします。
⚫︎脂肪体を押す
①お皿の下にある「膝蓋腱」を確認します(グッと伸ばした時に盛り上がる太い腱)。
②お皿と腱の間の窪み(ここに脂肪体があります!)を両手の親指で押します
まとめ
いかがでしたか?
膝の痛みや曲がりにくさの原因には、脂肪体の硬さが原因となる場合があります。
しかし、脂肪体の状態はMRIやエコーでしか見えないため、痛みが出たらまずは病院を受診しましょう。
もちろん、膝の痛みの原因はその他にもたくさんあります。
膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。