こんにちは!MOVE整体院栃木店の佐藤です。
「足の親指の付け根が出っ張っている」「靴に当たって長距離歩くのが辛い」
そんなお悩みをお持ちの方へ。
よく、「先の細い靴を履きすぎていたからだ」なんて声も聞かれますが、外反母趾の原因は単にそれだけではありません。
今回は、少しマニアックな外反母趾の豆知識を3つご紹介します!
1. 原因は足の筋肉がうまく使えていないから!
外反母趾の原因の一つに、「母趾外転筋」という、親指を外に開く筋肉の筋力低下があります。
ここがうまく使えていないと、親指がどんどん小指側に引っ張られ、外反母趾が悪化してしまいます。
また、母趾外転筋は、足のアーチを維持する働きもあります。いわゆる、「土踏まず」と言われる部分ですね。
足のアーチは、歩く時の衝撃吸収と推進力を高める、重要な役割を果たします。つまり、アーチが下がると歩くときに親指に負担がかかりやすくなり、外反母趾のリスクが高まります。
母趾外転筋の筋力低下=アーチが下がる(扁平足)=外反母趾が悪化という仕組みです。
つまり、単に「靴のせい」ではなく、筋力のアンバランスが原因になることもあります。
2. 親指以外の変形も要注意!
実は、外反母趾と合わせて、他の指の変形も起こしている可能性があります。
それが、「内反小趾」と「浮き指」です。
内反小趾は、足の小指が内側にねじれた状態を言い、外反母趾と併発するケースがとても多いです。
ねじれに加え、足の爪がやたらと小さくなっているのも特徴の一つです。
浮き指は、その名の通りつま先が上にそり返り指が浮いている状態を言います。
それにより、重心が後方に偏るため、姿勢や歩行バランスが崩れ足の痛み、膝や股関節の痛みを引
き起こします。
3. 原因は「股関節のねじれ」?
外反母趾の原因は足だけとは限りません。実は、「股関節のねじれ」が外反母趾を引き起こす場合があります。
例えば、股関節が内側にねじれる状態になると、歩くたびに足の親指側に過剰な圧がかかります。
それによってスムーズな歩行ができず、外反母趾の悪化や膝痛の原因にも…
だからこそ、足だけでなく姿勢や歩き方を整えることが大切なんです。
今日からできる!簡単セルフケア
●足の親指ストレッチ

片足を反対足の膝の上にのせ、親指を下に引いて30秒キープ。
まとめ
外反母趾の原因は靴の影響だけでなく、足の指の筋肉が使えていない・股関節のねじれなど、
多くの原因が重なり悪化するケースが多いです。
当院では、足部のみの治療ではなく、体全体を評価し、体全体のバランスを整える施術を行っています。
「将来、外反母趾が悪化しないか不安…」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。